タカハヤという魚

<タカハヤという魚>
何はいなくても。

私の住む地域は一種特殊な地域で、
最も上流域に棲む魚はタカハヤなんですね。

魚は絶対に上がれないという、その上にまでいます。

けっきょく、魚が上がったわけではなくて、
川の落差の形成される、その前からいたということでしょう?

だからヤマメを釣っててもタカハヤしか出なくなったら脱渓を考えますし
タカハヤがフライに出なくなったらいよいよ源流も終わり。

日本書紀における「阿喩」、皇族に献上される由緒ある魚は鮎ですが、
私にとって、日本の魚と思えるのはタカハヤのほうです。

タカハヤさえ見れない川は、川ではないとまで思います。


2013-04-01Ln13.JPG
地味な体色極まりない中に、金のラメがチリチリ光る。


谷川の先住民、里川の隠遁者、そして最後に見る魚、タカハヤ。


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真夏のカワムツ釣り

<真夏のカワムツ釣り>
川に行きたかっただけでしょ。

この時期、アップのナチュラルじゃ1匹くらいしか釣れませんね。
ダウンのナチュラルは言わずもがな、逆引きしても幼魚ばかりがジャレてきて。

沈めれば幾らかは掛かるものの、それでは場を荒らして移動が多くなります。
魚がいないのではないのだし、できれば水面で上手に釣りたいと。

(備考)増水時のカワムツ釣り


アップクロスに投げて着水後、フライが上流側に動けば、ちゃんと出ます。
んなら、ダウンの逆引き次第でもフライの動きは同じだろうと考えますけど、
なぜだか「アップで上流に」が好い。

カーブぎみに放っておいて上流側にリーチでラインを落とす。
手前のラインにドラグが掛かるとフライは上流へと動く。
メンディングやフリッピングなんか途中に入れると、
作用を打ち消してフライは上流に動かなくなってしまう。


カワムツは何度も何度も投げ直して、魚が納得すれば、その時点で出ます。
整理しやすいというか、区切りもつけやすいし、
都度都度キッチリ収めて帰れるので、人間すっきりして、いい釣りです。


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鹿児島市内ですと、置いてある本屋は1ヶ所しかないと思われます。
繁華街に大型店が2店舗、シーズンでどちらかに置いてあります。


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続・業務連絡

復帰しました。
プロバイダが変わりました。

3ヶ月の予定が一年超え。
釣りどころじゃなかったです。


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2017-07-21 02:49 | Comment(9) | TrackBack(0) | 隔離

半か丁か

<半か丁か>
フライは左右対称のものがほとんどです。

でないと、うまく飛ばない、ちゃんと泳がないだろうと。
いや、その前に虫だって魚だって左右対称じゃん!
フライは生物を模して作られるわけですから、この答えが一番かな。

生物はどれも左右対称なのでしょうか。
まあほとんどの生き物はそうなっています。

片方のハサミが大きい蟹、シオマネキというカニがいます。
あれは非対称の生き物ですが、元はどちらも同じ大きさのハサミだったと思われます。

身近なところで人間。
オヘソを中心線として左右を見てみると、
右手左手、右足左足。右の目、左の目。右耳左耳。指は5本ずつ。
右と左で数も同じなら、付いている場所も同じです。
でも、ホクロの数や位置はそうなっていませんね。

鼻、へそ、性器、肛門などはどうでしょう。
部位として一つしかないものは中心に置かれているようです。

身体の中の方に目を向けてみます。
心臓を筆頭に偏りがみられます。
これはまだ中心に来ていないということなんでしょうか。
現状として形状に伴う重さの配分を行っているのでしょうか。

生き物の左右対称性はまずは表面から。
外部に身体を晒すのに均等が取れていたほうが都合が良い、
それが生き抜く上で必須だったということなんでしょう。

単数にしかならなかった物はパッケージして中心線に沿って置き、
それを安定して支える対の物は、左右均等に必要なだけ配置する。

おそらくは単数の中にこそ大事なものが入っていて、
3という数字があったなら、
その中身は1と2とに分かれていて、1のほうに生命(守るべき物)が入っている。

うーん、日本人は世界で珍しく奇数を好む人種なんだそうですが。

だからなんだという話でした。


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ゲンゴロウの絶滅

<ゲンゴロウの絶滅>
源五郎。

県のレッドデータブックが改訂されました。
鹿児島県レッドリスト(平成26年改訂)


県内ではゲンゴロウをはじめ動植物の22種類が
最後の発見から20年が経過し「絶滅しました」という事になりました。
にわかには信じがたいです。
今でもそこら溜池に普通に見られそうな生き物が、
とうにこの世の者ではなくなっていたという事へのショック。
と同時にそれを知らずに過ごしてきた罪悪感。


昨日は『川獺(かわうそ)』というドラマをやっていました。
川獺についてはこれまでこのブログでも記事にしてきましたが
現在、関係機関がその目撃情報を募っている状況です。
ドラマもこの働きかけに一役買うのでしょう。

(2016-03-10) サイエンスポータル
【ニホンカワウソは日本固有の生き物だった DNA解析で判明】
東京農大の佐々木剛(ささき たけし)教授、大学院生の和久大介(わく だいすけ)氏、極地研の瀬川高弘(せがわ たかひろ)特任助教らの研究グループは、1977年に高知県内で捕獲されたニホンカワウソの剥製からDNAを抽出して塩基配列を解析した。さらに中国や韓国、ロシアに生息するユーラシアカワウソのDNAの塩基配列も解析して双方の違いなどを比べた。
その結果、高知県内で捕獲されたニホンカワウソは、約127万年前にユーラシアカワウソから分かれ、その後日本で進化した固有の系統と判明した。一方、神奈川県で捕獲された別のカワウソの毛皮や剥製から採取したDNAの解析では、ユーラシアカワウソの系統の一部との結果が出た。
これらのことから研究グループは、ニホンカワウソは、日本で長い期間に独自に進化した固有の種のほか、約10万年前にユーラシアカワウソから分岐した種も混在していた時期がある可能性があるとしている。絶滅した生物の剥製のDNAは長い年月を経て変性しているために解析が難しかったが、研究グループはばらばらになったDNAを読み取る最新技術を駆使して今回の成果につなげたという。


どうしても渓流の事を考えてしまう・・。
魚だけでなくその他川辺に生息する生き物の存在、意義について、
あまりに暴虐な扱いを開発発展の名の下にないがしろにし、必要とあらば・・(自粛)。

benituchi-kamemusi.jpg
ベニツチカメムシ

返す返すめんどくさい釣人。
ヤマメ釣りたきゃ熊本でも宮崎でも勝手に行けばいいのに。


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三歩進んで一歩下がる

<三歩進んで一歩下がる>
先日の峪は10年ぶりでした。

昨年秋にはアクセスを確認するために車で通っていました。
それでも山へ入るとあちらこちらに時の流れを感じるもので。

到着して支度を済ませ、イザ!と歩き出すと何やら足が重い。
ソールに霜柱が張り付いていました。
峪下へ降りる頃には鼻水も出て。
水温9度。
この峪は春が遅いと今時期に来てみたのだけど。

ヤマメはドライフライにも出てくれました。

以前はある程度釣り上がらないと反応の出てこないものでしたが
この10年、入った釣人の釣法によるものか、
意外と釣り始めの浅い場所で小ぶりなヤマメたちが躍動を見せます。

大場所で4匹。1匹はばらしました。
これを2人3人で同時に投げ始めると2匹止まりでしょうか。
大岩の影にかがんで手前死角から流し始め、左、中央、奥へとその範囲を広げていきます。
そしてこれでもうお仕舞だろうという頃には別の物がつり始めました。
私の太ももです。日頃の運動不足と歳。
山釣りというものはこういう自分を受け入れる手段にもなるわけです。

しばらく足を投げ出しておにぎりを頬張る。
あのヤマメたちはもうとっくに岩のすき間に頭をこじ入れているのだろう。

さてと腰を上げるとまた困りました。
いいえ、釣人としてルートの記憶は薄れていません。
いつもの仙道は抜け落ちて今は水の中からツバキの華を咲かせています。
仕方ないので竿片手に未踏の崖に取り付き、ときどき眼下の蒼き水面に目を凝らす。
体力の代わりに慎重さというものが備わって不思議と落ち着いていました。
落ちたら死ぬよ、落ちたら死ぬよと言い聞かせ、三歩進んでは一歩下がり無事踏破。

ここからしばらくは浅い区間。
こちらも腹を満たしたばかりでヤマメのようには素早く動けません。
時計を確認しつつ、目ぼしいポイントだけを放って次の大場所へ。

瀬尻を流すとヤマメの背中が素早くフライ直下に現れました。
そのヤマメは向きを変えて2度3度フライを見て慌てて逃げていきました。
なかなかのサイズ。フライを1サイズ落としてパターンも変えました。
魚が逃げて行ったほうの波立ちにフライを投入し静かに待つこと二回目。
ざんねん!最初の一のしでフライを切られて後の祭り。
結びは3回まわして大丈夫のはずだったけど。

ここまで10匹。最大24センチ。すべて同じ色。
時間もよい頃と竿をたたんで帰路へとむかう。

いつかまた、ここへ来ることがあるのだろうかと自問自答しつつ。
まあ、楽しい釣行でしたね。


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