虫の一夜漬け(5) 羽化と捕食(1)

<羽化と捕食(1)>
また羽化の話です。
フライフィッシングをしている人でも興味ない人にはどうでもいい話ですが
解禁向けということで。

前の記事のとおり羽化形式には、水面羽化/石上羽化/水中羽化があります。


●水面羽化もんはんりかとび
 水面羽化は幼虫が水面に浮いてから脱皮して成虫が出てきます。
 魚から食べやすいのは浮上中と水面に浮いて飛び立つまでの間。
 浮上中から羽化完了までほとんど無防備です。


●石上羽化ちらふたげら
 石上羽化は幼虫のまま陸上まで出ていって脱皮して成虫が出てきます。
 陸上に出てしまえば魚は手も足も出せませんので
 魚が食べやすいのはたまたま水に流されてしまっているときくらい。
 幼虫の泳ぎが上手な種類が勝ち取った、これは羽化形式の進化と思われます。


●水中羽化ひらたこんぼ
 水中羽化は水の底石の上でもう羽化してしまってそのまま浮上します。
 水中で羽化するということはもう息ができませんので
 最後に水面を破れないと窒息して死んでしまいます。
 浮上中、あるいは窒息した個体が水面下を流れる際に食われます。
 一番リスクの大きい羽化形式ですので速い流れの中で短い時間で行われます。



下図の赤線の部分で食われやすいということになります。

hatch-danger1.jpg



つづく


※宮下力さん、田代忠之さん・法之さん、島崎憲司郎さん、そしてフランク・ソーヤーさんの書籍をおすすめします。


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