虫の一夜漬け(6) 羽化と捕食(2)

<羽化と捕食(2)>
いつまでもうかうかしてられませんね。

前の内容を釣り方に反映させると・・。


○水面羽化もんはんりかとび

 ・浮上幼虫(羽化前のため背中が黒い) 
  - (もんはん)ニンフフライかウェットフライを使用。
  - (りかとび)ピューパフライかウェットフライを使用。
  - 水底から浮上。
  - または途中で水に流されているように。

 ・脱皮幼虫(幼虫の抜殻をぶら下げながら羽を出している)
  - (もんはん)ニンフフライかドライフライを使用。
  - (りかとび)ピューパフライかドライフライを使用。
  - 水面を流されるままに。

 ・乾燥亜成虫(羽を立てて乾かしている)
  - (もんはん)ドライフライを使用。
  - (りかとび)ドライフライを使用。
  - トビケラの場合は水面を川岸に向って横断させる。
  - それ以外の虫の場合は水面を流されるままに。


○石上羽化ちらふたげら

 ・歩行幼虫
  - (ちらふた)ニンフフライを使用。
  - (げら)ニンフフライを使用。
  - 水底から水面へ底をなめるように。
  - または途中で水に流されているように。


○水中羽化ひらたこんぼ

 ・浮上亜成虫(濡れないために水中で体表が反射する。羽はまだ広がっていない。)
  - (ひらたこ)羽を潰したドライフライかウェットフライを使用。
  - (んぼ)羽を潰したドライフライかウェットフライを使用。
  - 上記フライを水底から浮上させる。

 ・窒息亜成虫(羽は広がっていない)
  - (ひらたこ)羽を潰したドライフライを使用。
  - (んぼ)羽を潰したドライフライを使用。
  - 水面直下を流されるままに。

 ・乾燥亜成虫(暗色の羽を立てて乾かしている)
  - (ひらたこ)ドライフライを使用。
  - (んぼ)ドライフライを使用。
  - 水面を流されるままに。


下図の赤線をテグスに変えてアルファベットのフライを結べば
一度に各層をまんべんなく探れる理にかなった釣り方になります。

hatch-danger2.jpg

チェコニンフという釣り方も考えは同じです。(Czech Nymph,Czech Nymphing)
ただしチェコニンフの場合は一番下に重い”浮上前”を結ぶのが通例のようです。
時間も情報も限られた世界大会で有名になったのもうなずけますね。
一部批判があるのも事実です。



フライフィッシングは浮かせて釣るほうが間違いなく楽しいのですが
早期だとか増水時だとか、魚はいるはずなのに影が見られない時など
思い切って沈めてみると新たな発見や驚きがあることがあります。
「あの川=あのフライ」という思い込みには気をつけたいものですね。
鹿児島では(特に南)だいぶ虫の数も種類も偏っている気がしますが。
虫のお好きな方、このDVD


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※宮下力さん、田代忠之さん・法之さん、島崎憲司郎さん、そしてフランク・ソーヤーさんの書籍をおすすめします。


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