インサイダー

<インサイダー>
絶対に注目記事に載らない記事を。

ラッセル・クロウ主演の『インサイダー』という映画をご存知でしょうか。
大手タバコ企業に勤める主人公が内部告発を行う苦悩を描いたものです。


先日、「公益通報者保護法」(十年前に施行)についての番組がありました。
保護という言葉を信じて告発をした者が苦難を強いられている実状。

・保護されるのは労働者に限り、既に退職した者は保護対象にならない。
 犯人探しの間もその職場に留まらねばならないということでしょうか。
 その時の犯人とは告発者のことです。

・受理されたとしても自治体の担当者次第では全くの徒労に終わる。
 そうなっても嫌がらせは個人に来ます。

正直者は馬鹿を見る。
字面的に「公益を守る為に内部告発者を保護する法律」のようですが、
保護どころか告発者を洗い出すため法律のようです。

ここで公益という言葉の意味に疑問を持ちます。
お役所は公益と保護が天秤に掛かるとどちらを重んじるでしょう。
「公益」には私たちが想像する別の所にも意味があるように感じるのですが。


個人的な話をひとつ。
私達夫婦は結婚が決まった時、某企業の幹部に茶々を入れられました。
妻の父親はその幹部に呼び出されて「どうするつもりか」と圧力を受けたそうです。
つまりその幹部は私の働く会社が気に入らなかったんですね。

義父は憤慨して組合に訴えました。
こう言われたそうです。
「やめておきなさい、鹿児島に住めなくなりますよ。」
「あなたも知ってる○○さんも離婚して首を吊りましたでしょ?」
義父が「じゃあ新聞に投稿する」と言うと、
「ご存知ないんですか?新聞社からは事前に連絡が来るんですよ。」
「きょうは組合としてではなくお友達としてお話を伺いました。」
その後、義母から電話が来て泣きつかれましたけど。


勤勉かあ。
善悪をさておき、職務を全うすることに美徳を感じる。
それがあの敗戦や原爆にもつながったと思うんですけど。
最後まで遂行する忍耐力、生活を投げ打ってでも協力してくれる仲間が揃わなければ、
内部告発、なかなか難しいでしょうね。

ラッセル・クロウは、
警察と麻薬組織の癒着をあばく『アメリカン・ギャングスター』でも主演しています。
こちらも『インサイダー』同様、事実に基づく映画です。


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