鹿児島県内 渓流調査課題(2)

<調査課題(2)>
調査とはヤマメ・マスの生息を調べることです。

近県で遊漁券を買い求めると放流地図がもらえたりしますが、
私はそれを初めて見た時、恐ろしささえ覚えたものです。

鹿児島では釣るより前に”魚のいる川”を見つけないと、
趣味を続ける上で先がないという悲しい現実があります。


調査に行くからには人それぞれ何かしら根拠があって行くんですが
標高、水温、水質、水量、歴史、聞き取り、放流、噂・・・最後には”希望”。
魚がいるのを分かった上で行くのは調査とは言いませんね。それは確認。

フライフィッシングらしいアプローチとして関連する別の物から予想することがあげられます。
動植物相の中から生育環境の似た生物に注目して魚の棲みそうなところを探り出すんですね。

例えばある動植物は鹿児島県全体でいくつかの川周辺でだけ確認されています。
他の川では確認できなかったことが確認されています。
この動植物の確認された場所を照らし合わせてみると魚のいる場所とほとんど合致します。
単なる偶然だろ?と言われそうですが・・
実はこの生物は生態系の中でヤマメ・マスにとても近いところで関係しています。
面白いですね。

ちなみにこの生物を見ない川で魚のいる川は、私の知る限り1つだけ。
たぶんそこは小規模な慈善放流で、目的は定着よりも美観ではないでしょうか。


鹿児島県は気温が高い上に山の標高が低く
高温の水が短い距離をあっという間に海へ流れ出てしまいます。
山は落葉広葉樹でもありませんから養分も少ないです。
夏は台風が来て水棲生物も流されてしまって魚の食糧が激減します。
火山が噴火すると灰の影響で水質も変化してしまって。


けど・・
調査は続けていきたいと思っています。
個人的なライフワークとして。



このブログをご覧の方で!
鹿児島県内の在来ヤマメについて研究協力したいという方がおられましたら下記までご連絡を。
脂びれ(ハサミで切除)や尾鰭、臀鰭の一部(5mmx5mm)もあればすぐに分析できるそうです。


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宮崎大学農学部海洋生物環境学科
岩槻幸雄(いわつきゆきお)

Eメール yuk@cc.miyazaki-u.ac.jp
HP http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/yuk/index.html
電話  0985-58-7222
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鹿児島県内 落石事故

他県から来られていたフライフィッシャーマンが
落石の直撃を受けて亡くなられたそうです。

同じフライフィッシャーマンとして
同じ川を知る者として残念に思います。
ご冥福をお祈りいたします。


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鹿児島県内 渓流雑感

<雑感>
最近は釣りや調査でなくても山や川に入ります。
川沿いに田んぼがある所ではできるだけ取水堰堤より上に入ります。
人家があれば人家より上。

フィールドナイフの様に美しいオイカワは
残念ながら私の近くのエリアでは見られないようです。
そのほかにも南九州ではある線を境に南で多様性が乏しくなるようです。
桜島の噴煙の届く範囲では」と書いたほうが正確かもしれません。
水温だけでなく土壌と植生の影響が大きいと思います。

毛鉤で釣っていると中流から上流でカワムツが沢山出て
源流に近くなるほどタカハヤが出るというのが一般的な構図です。
元気で安定している川は水生昆虫の発生も安定しているんでしょう、
魚の棲み分けも結構はっきりしているようです。
最近は曖昧に感じる事のほうが多いですね。

山中に入ると我先にと取水パイプが延びて這っています。
そこから下は元々の水量はありません。
観光地周辺などはすごくて、中にはコンクリートで堰を作って
ほとんどの水を別の水路に引き込んでいるような所もあります。
魚は水路にいますし、どっちが川か分かりませんね。
人の営みなんでしょうか。

山の尾根や広場に出ると、昔のラベルの一升瓶やウィスキーの小瓶、
朽ちたコーヒー缶などが埋まっているのを見ます。
それはそれとして、
今はペットボトルは本当にどこにでも転がっています。

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鹿児島県内 渓流調査課題(1)

<調査課題(1)>
だいぶ、やりつくした感もありますが。

地図を広げて現地を想像しながら宝探しに出かけて行くのは本当に楽しいです。
水が枯れている事も多いけど、地図にはない川や滝に出くわす事もある。
これはロマンです。アウトドア精神を養うのにはとても良い。
仲間との絆。財産になりますよ。
できれば調査は若い内に、それも独身の内に。

yamame-serch.jpg

<ヤマメ>
県内にあと数河川かな。
内1河川は調査に行きましたが上流に入りすぎて私は未確認。
もう1河川は上流側へのアクセスの仕方が不明瞭で途中断念。
もう1河川はまったくの未調査。
どれも距離的に遠いエリアの為、今後も難しいです。

あと、行き慣れた川でも入れてない区間があるのが2河川。
ほとんど手付かずのはず。

<イワナ系>
小雨の中、一度調査に行って危険を感じて戻ったきり。
アクセスルート未開拓。源流までの調査ができていません。
周囲の環境変化で既に絶滅している可能性大です。
ノータリンクラブのツチノコ探しと変わりません。

<ニジマス>
遠いところに1つ。
川ですが魚はいても自由に釣りができないというような話し。
ニジマスは他にも噂が多いです。

<その他>
昔のマダラ倶楽部の人達が放流した川がまだあるのかもしれません。

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鹿児島県内 渓流調査注意

<調査注意>

・マナー・
地元の作業中の人がいれば最低でも挨拶してからのほうがいいです。
話せるようなら、何目的でどこから来たかくらいは話さないと。
地元の人しか知らない貴重な話しが聞ける事は意外と多いです。

林業や林道管理の方々にも挨拶。
崩落で止められることも。


・判断・
荒れた林道などは引き返したくてもUターンできる場所が限られます。
入ったんだからバックででも出られるはず?とも限りません。
(崖ぎりぎりの道をバックのみで一時間とか経験あり。)

帰りに林道ゲートを閉められてしまってて出られないという事もあります。
(偶然に野鳥観察の人に会い鍵を開けてもらった経験あり。)

険しい所は、できるだけ複数人、複数の車で行った方がいいです。
峪下から負傷した友人を背負って脱渓なんて素人一人では無理。
車のキーは持ち歩くより車の近くに隠して置いて行ったほうがいいかと。
(置いた場所はその場で仲間に伝える。スペアがあると尚良い。)
車のトラブル時、2台あると安心です。
入渓場所と脱渓場所とに車を1台ずつ配置しておくと後が楽です。


・装備工夫・
滑落危険のある所はヘルメット。
通信手段その他、装備に関しては登山や沢登りに習って。

間違えやすい分岐点にマーキング。
見えやすい高さに色テープ。
目立つ木の根元に、来た方向から大きめの石を置くとか。
次回以降の為に要所要所で写真を撮っておく。(友人と共有ができる)


・時間・
峪の暗くなるのは早いです。
余裕のある計画、当日やる事を仲間内で認識し合っておく。


・緊急時・
何かあった時の為に・・
調査場所へのアクセスを説明できる友人(今回参加していない)の
連絡先を家族に伝えておく。

y-report6.jpg

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鹿児島県内 ヤマメレポート(1)

<赤いヤマメ>
体表に鮮血が滲み出ているようなヤマメ
不規則に赤い紋様、秋でもないのに赤い帯のあるヤマメ。

この水系にはアマゴ系も確認しています。
もしこれが交雑の悪戯だとすると興味深いです。
最近はあまり見られなくなったようです。
y-report1.jpg

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