ガガンボとは、とても困った虫


テレビの地上波って、もう幼児と老人のためのものになっていますかね。そんななかNHK『香川照之の昆虫すごいぜ!』わたし、ドストライクでございます。虫といえば・・ちょっと珍しい本をご紹介します。

江副水城著 『蟲名源』。むしめいげん。
同著者で『獣名源』『鳥名源』『魚名源』もあります。

書名から分かるように名前の語源を解説する本なんですが、何よりこれだけの範囲をお一人で研究なさったかと思うと頭が下がります。博士とかではなく一般の方のようですので。珍しい本と書きましたが、これは私の感想であって、稀少本という意味ではありません。普通に書店で購入しましたので、ご興味ある方はどうぞ。

ではなぜ珍しいのか。以下にフライフィッシングになじみ深い虫の語源解説を要約して載せます。

【ガガンボ】
・ガ(ガガン)=処理困難な、始末に負えない、困った
・ボウ=とても
>とても困った虫。

【カゲロウ】
・カ=たった今〜したばかり
・ゲ=死ぬ
・ロウ=露と消える
>直ぐに死ぬ、露と消える虫。

【カワゲラ】
・カワ=川
・ゲ=かかと、尾
・ラ=二つ
>川辺に棲む、二本の尾のある虫。

【トビケラ】
・ト=すぐに、直ちに
・ビ=死ぬ
・ケ=とても
・ラ=虚弱な
>直ぐに死ぬ、とても虚弱な虫。

【ブヨ(ブユ)】
・ブ=恐ろしい
・ヨ=集まってくる、集まって押し寄せる
>恐ろしい、集団で押し寄せる虫。

虫の名前を一音節ごとに区切って、おのおのに古い漢字を当てて、その漢字の意味や使用例を挙げ、全体的な意味合いを再構築する方法で解説がなされています。こういう方法を初めて知って、わたしは正直面食らったんですが。巻末にはニッポンとニホンのわが国の呼称についても書かれています。んー。ある意味?珍しい本。面白い人には面白いと思います。購入は中身と出版社をよく調べてからにしていただきたいと思いますけど。


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ハイスピード/ハイラインに思う


渓流の一般的な道具で、普通のリズムでキャストしたとき、20メートル+αの飛距離は正常だと思う。それは渓流で魚を釣るために求められるキャスティングであって、上手に魚を釣ろうとすればそうなるはず。(体重移動を含めた)水平移動のキャストは正常な飛距離が20メートル+αであって、それ以上はないと思う。
湖に立ちこむ人が、なぜダブルハンドを持つのか。(ロッドの長さとリフト角度の関係)もし同じ道具のまま、楽にもっと安全に距離を出そうと試みる人は、同じ結果に行きつくと思う。そして思う。これはハイスピード/ハイラインではないか?と。
リッツのキャストは確認はできないけれど、ティップの折れた竿はストーリーでも何でもなかったと分かる。ファストアクションが必須なんだと。持っていたロッドはこのキャストに合わないと分かる。水平移動で上手に動く設計になっていると知る。まれに安価で軽くて棒のようなロッドが合う事がある。(耐久性に問題があるかもしれないけれど)
長年、渓流で釣りをしていると必然的に水平方向のキャストになる。このスタイルを崩してまで、別の飛距離があると確認しようとすれば、ハイスピード/ハイラインになると思う。これは明確な現実でしかないと思う。発揮できる場所は各県事情による。楽に気持ちよく安全にキャストしたいと望めば覚えて損はないはず。マンネリ脱却にもいい。


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釣りの日本的性格と近代化


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つり人ノベルズ(赤1)、ベースボール・マガジン社刊「水の趣味」

大そうなタイトルの本ですが、中身はエッセイと講演録。「釣は愉し」をはじめとして、収録は原題のままがよかったのにと思う次第。名人と上手のちがい・・・。ある釣りマニアの奥さんへ・・・。
著者の竹内始萬という方は、つり人社の社長をなさってた方だそうな。明治31年(1898)生まれとあるので、内容もさぞ古いのかと思うと、全くそんな事はない。なんだか古書くらいの釣り本ていうのは正直でいいですね。社長であっても、いち釣り人であって、だから谷音が聞こえてくるようです。
釣り雑誌「水之趣味」創刊に携わったという事で、写真中に添えたのが、平成9年、再スタート月刊化の創刊号。幸田露伴の「幻談」なんてのが凄いなと思うと、一方で国内ソルトフライフィッシングの記事なんかも扱っている。そういえば、エッセイの中に著者と露伴との交友を書いたものがありました。もしかしたら平成版も思いあって「幻談」を入れてるのかもしれません。
で、調べてみたところ、「水之趣味」の題字は露伴によるものなんだとか。なんと昭和8年創刊号の表紙は、露伴提供、ウォルトンの「釣魚大全」の挿絵ですぞ。もともとフライフィッシングと関わりのある雑誌なんですね。むかしは偉い方が釣りを趣味になさってたので、釣りにも威厳やある程度の格式がみられたように感じるが、はて今はどうだろ。まあ、そんな話。


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タカハヤという魚

<タカハヤという魚>
何はいなくても。

私の住む地域は一種特殊な地域で、最も上流域に棲む魚はタカハヤなんですね。魚は絶対に上がれないという、その上にまでいます。けっきょく、魚が上がったわけではなくて、川の落差の形成される、その前からいたということでしょう?だからヤマメを釣っててもタカハヤしか出なくなったら脱渓を考えますし、タカハヤがフライに出なくなったらいよいよ源流も終わり。

日本書紀における「阿喩」、皇族に献上される由緒ある魚は鮎ですが、私にとって、日本の魚と思えるのはタカハヤのほうです。タカハヤさえ見れない川は、川ではないとまで思います。地味な体色極まりない中に、金のラメがチリチリ光る。

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最後に見る魚、それはタカハヤ。


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真夏のカワムツ釣り


この時期、アップのナチュラルじゃ1匹くらいしか釣れませんね。ダウンのナチュラルは言わずもがな、逆引きしても幼魚ばかりがジャレてきて。沈めれば幾らかは掛かるものの、それでは場を荒らして移動が多くなります。魚がいないのではないのだし、できれば水面で上手に釣りたいと。

(備考)増水時のカワムツ釣り

アップクロスに投げて着水後、フライが上流側に動けば、ちゃんと出ます。んなら、ダウンの逆引き次第でもフライの動きは同じだろうと考えますけど、なぜだか「アップで上流に」が好い。カーブぎみに放っておいて上流側にリーチでラインを落とす。手前のラインにドラグが掛かるとフライは上流へと動く。メンディングやフリッピングなんか途中に入れると、作用を打ち消してフライは上流に動かなくなってしまう。カワムツは何度も何度も投げ直して、魚が納得すれば、その時点で出ます。整理しやすいというか、区切りもつけやすいし、都度都度キッチリ収めて帰れるので、人間すっきりして、いい釣りです。

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鹿児島市内ですと、置いてある本屋は1ヶ所しかないと思われます。
繁華街に大型店が2店舗、シーズンでどちらかに置いてあります。


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半か丁か

<半か丁か>
フライは左右対称のものがほとんどです。

でないと、うまく飛ばない、ちゃんと泳がないだろうと。
いや、その前に虫だって魚だって左右対称じゃん!
フライは生物を模して作られるわけですから、この答えが一番かな。

生物はどれも左右対称なのでしょうか。
まあほとんどの生き物はそうなっています。

片方のハサミが大きい蟹、シオマネキというカニがいます。
あれは非対称の生き物ですが、元はどちらも同じ大きさのハサミだったと思われます。

身近なところで人間。
オヘソを中心線として左右を見てみると、
右手左手、右足左足。右の目、左の目。右耳左耳。指は5本ずつ。
右と左で数も同じなら、付いている場所も同じです。
でも、ホクロの数や位置はそうなっていませんね。

鼻、へそ、性器、肛門などはどうでしょう。
部位として一つしかないものは中心に置かれているようです。

身体の中の方に目を向けてみます。
心臓を筆頭に偏りがみられます。
これはまだ中心に来ていないということなんでしょうか。
現状として形状に伴う重さの配分を行っているのでしょうか。

生き物の左右対称性はまずは表面から。
外部に身体を晒すのに均等が取れていたほうが都合が良い、
それが生き抜く上で必須だったということなんでしょう。

単数にしかならなかった物はパッケージして中心線に沿って置き、
それを安定して支える対の物は、左右均等に必要なだけ配置する。

おそらくは単数の中にこそ大事なものが入っていて、
3という数字があったなら、
その中身は1と2とに分かれていて、1のほうに生命(守るべき物)が入っている。

うーん、日本人は世界で珍しく奇数を好む人種なんだそうですが。

だからなんだという話でした。


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