池田湖の伝説

<池田湖の伝説>
薩摩半島の南端にある湖です。

子供のない夫婦が池田湖にお願いしたところ、
かわいい女の子を授かりました。

しかしこの娘はいつになっても立たない。

この地方には女の子が七つになると
タンゴ(水汲み桶)を二つ担がせて
池田湖から家まで七回、水汲みをさせる風習がありました。

それを周りの子がみんなやってるのを見て、
娘が私にも担がせて下さいと親に頼みます。

親は歩けない娘を不憫におもい真似だけでもと、
かわいい飾りをつけた花タンゴを用意してあげたのですが、
驚いたことに娘はすくっと立ち上がって水を汲みに行ったんですね。

絶対に後をつけるなと申し付けて。

母親は七回目にとうとう我慢できなくなって娘の後をつけます。
その歩きの早いこと早いこと、まるで滑るがごとく。

やっとのことで池田湖まで追いかけてくると、
娘はタンゴを置いたなり水の中に入っていく。

なんと娘は大蛇の化身だったんですね。

母親は気付かれてしまいます。
大蛇は一度だけ娘の姿にもどり母親に別れを告げ、
また大蛇の姿となって水の底へと消えていってしまいました。


ちょっと悲しいお話しですけど。

感のいい方ならお分かりでしょう。
大蛇、すなわち池田湖名物の大ウナギ、あるいはイッシーです。

まあ、こういう話を知っているだけでも楽しいではないですか。


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淵のカワムツ釣り

<淵のカワムツ釣り>
土曜日に2時間だけカワムツ釣りに行ってきました。

午後3時に家を出て4時着。
半径1時間で一番大きな淵を持つ場所。
と言えば何人かはすぐに思いつくかもしれません。

私が人生初めてフライフィッシャーマンというものを目撃したのもここなのですが、
しかし、ここにはヤマメなんかいません。
何度通ったか分かりませんが、やっぱりいないのです。

向かう間、前回この場所に行こうとして途中で工事に阻まれ到達できなかった事を思い出します。
車一台やっと通れた手彫りのトンネルは立派な二車線トンネルになっていました。
そこを過ぎて淵のある場所まですぐ。

まず車を降りてみると周囲の雑木林の下草が綺麗に刈られ、まるで親水公園のよう。
奥には御影石のテーブルにイス、石灯篭まで置かれています。
それが淵のすぐ上にあたるので、座りながら淵の中まで見通せたかもしれません。
自然を利用した庭園のつもりでしょうか。

淵上に注ぐ支流には周囲の岩が投げ込まれて枯れ葉や倒木が滞積しています。
本流に多く生息するカワムツの床沢となっているのがこの流れで、
一度この支流だけを水が涸れるまで釣り上がってみたことがあります。

準備を始めてすぐに雨粒が落ちましたがすぐに止まりました。
まずは支流を少し釣ってみます。
一抱えほどある岩に片足を乗せると、ゆっくりと動いて水中に倒れました。
岩が脛をこすって、もう少しで足の甲を挟まれるところ。
危ない危ない。
まだ工事して日が経っていない、大水が出ていない証拠でしょう。
魚は相変わらずいましたが、小さき者ばかりで5匹で止めました。

そのまま支流を本流出合いまで下り、対岸へ渡渉。
渡って下ると川の湾曲した内側に立ち、目の前に淵。
ドライをいくら流しても流れ込みは芳しくありませんでした。
アップクロスに反応はなく、そのまま下流へ送って数匹。
それもすぐに打ち止めになるので、ここからダウンクロスに投げての誘い釣り。
ラインが張るまでは自然に流しテグスが水面に見えたらトゥイッチング開始。

手で引いてフライを動かすのと、竿先を跳ね上げて伝達するのとでは違いがあります。
カワムツに喰いを誘発させるのは圧倒的に後者のほうです。
間隔を空けての1度1度のトゥイッチングは小物の掛かる確率が増えてきます。
4回ほど続けざまにトゥイッチングしてすぐに休めると大物が水面を割って出ます。
この時おそらく小物も多数追ってきているはずですが、
フライの移動で最後に一番先頭に立っているのはそういう魚、という事でしょうか。

やはり秋の日暮れは早いですね。
30尾ほど釣って6時にはもう真っ暗です。
水面の反射を手がかりに足を踏み分けて本流を戻り、また支流を車へと出る。

ここらは元々砂底の川で特大のカマツカなども見かけられた場所でしたが、
どうやら先刻の工事でだいぶ底が埋まったようです。

その証拠にほら、一番の流れ込みでアップクロスに出ない。


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中華とFF

<中華とFF>
たまには料理の話でも。

独身時代から料理が趣味でして、今も家の料理はほぼ私が作っています。

その中でも一番が中華。
中華料理のスタイルが好きです。

その調理法は個々の素材を事前に下処理しておいて、
あとは鍋で一気に合わせるという形です。

これは食べたいと思った時にサッと短時間に、
色も鮮やかな熱々なものがテーブルに並ぶことになります。


温め直した料理なんて食べたことないです。
ライスもできるだけ腹が減るだろう時間を読んでセット。
その都度1回分のみ炊きます。

これは性格もあると思いますが、
一度一度の食事を完結させて、また新たな食欲に問うという事が
楽しい調理、ひいては美味しい食事を提供できる秘訣かなと思います。


作る側にとって一番の悩みはアイデアの枯渇です。
冷蔵庫にある素材、状態を考えながら
今、気候、体調、気分的にどういった料理にするのが好ましいか。

例えば冷蔵庫の中を覗いてみて昨日と同じ面々だったとします。
もちろん昨日と同じ料理はNG。似たような味付けもNG。
過去2〜3日の食事の流れを思い出しながら・・。
そうした時にアイデアが必要になります。

余裕のある人や毎日買物に行ける人は、
今日明日の料理に合わせて素材を買い込みますが、
一般的な家庭では値段と量で素材を買い集めながら、
同時にアレンジも考えているものではないでしょうか。

どちらにしても素材が余るのが普通です。
どうしましょう。
捨てますか?


それを立派な一品二品に変身させるアイデアがないと、
店で食べたほうが安くつく場合がでてきます。

こういうのはフライタイイングにも現われてきますが。

始末のフライ - Lnシュリンプ
始末のフライ - Lnニジバグ


たまには外食をしてプロの味付け工夫、皿の出し方を盗んでくるのも大事です。
是非とも脇屋友詞さんの料理を一度食べてみたい。


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ランヤード 2015

<ランヤード 2015>
またはラニヤード。

長いこと既製品のランヤード(20年ほど前に購入)を使ってたんですが。


ラインカッター、フロータントボトル、ゲル状フロータント、
アイ通しのピン、フック用ヤスリを付けていました。

※アイ通しは車のウォッシャー目詰まり時に差し込むカー用品。
 2種類の太さのピンが付いている。


今はパラシュート・コードと言うのかな?
ヒモが細いのと付けた物の重りでブラブラするので、
大きくキャストしたり岩を登ったりしているとヒモがよじれて、
そのたびごとに元に戻すのが面倒でした。

現在使用のランヤードです。
lanyard1.jpg

70年代婦人用小型カバンの肩吊りです。
元々カバンから取り外し可能でした。
両端には長さ調整に一定間隔に穴が開けられており、これも好都合。

裏を交叉するようにしただけ。
lanyard2.jpg


シャカシャカ!
lanyard3.jpg

ぴゅっ!
lanyard4.jpg
手動です(笑)



首周りはこんな。
lanyard5.jpg
一眼レフも提げられそう。


付けようと思えばまだまだ付けられますが、ブラブラしないのがいいわけですね。
他の小物は頻繁には使わないのでカバンに紐付けして収めておくことにしました。


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アメリカ橋の悲劇

<アメリカ橋の悲劇>
久和数美著。

『渓の谺』という本の中に、『アメリカ橋の悲劇』という短編があります。

息子を戦争にとられて未だ行方不明。
そんなところに若い米兵が釣りを教えろとしつこく通ってくるんですね。

山形の光輝く渓流を舞台に複雑な心情が入り乱れます。


著者が終戦間際にお生まれになっているので
幼い頃の記憶を元にこういうものを書いておられると思うのですが。

その結末は・・。


今だから読み返したい一冊ということでご紹介させて頂きました。

Tani-no-Kodama.jpg


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フローティング・レンズ

<フローティング・レンズ>
毛鉤の落とし方を忘れそうで近場の川に行ってみました。


電気柵にびくびくしながら川岸の土手を駆け下りると、まず一匹目。
いえいえ、へびのほうです。

あらためて川は増水していて、いささか笹濁りといった状況。

#16のカディスを様子見にすると渋い。
小さい川なのに10m距離で聴かないと出ないようだが。

サイズを落とさずとも水面膜を破るタイプなら魚も出るはず。

しかしこんな天気のいい日には、水面でバシッと掛けねば意味がない。


増水で盛り上がる水を凸レンズと考える。
だからサイズを一つ下げる。


ChrisKabel_Floating-Lenses.jpg
"Floating Lenses" (2005)

Chris Kabel というデザイナーの作品です。


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