対岸のオイカワ釣り

<対岸のオイカワ釣り>
先日のオイカワ釣りの実際です。

釣り始めてしばらくは浮いたフライでも釣れますが
それから後はカワムツのみになってしまいます。

人間の気配ですぐにオイカワは隠れてしまうようです。
よく見ると対岸に葦の下に避難してしまっていて
流れてくる餌を見つけては出ていって咥えて帰るという行動に変わっているようです。

この隠れたオイカワをニンフで釣ります。
ニンフは川虫の幼虫を模した沈むフライです。

図の魚はトラウトになっていますが。
oikawa-otherside.jpg

仕掛けはそのまま、フライをニンフに交換して対岸へ投げ込みます。
ニンフに自由に沈む時間を与えるためにラインを余分に送ります。
フライを沈ませながら対岸と平行して流し、魚に見せつける感じ。
竿の向きもラインに合わせます。

流れるラインがほんの少しもたついたり、
フライがあるあたりで反転する魚体のきらめきが見えたら
すぐに竿を立てますが・・実際そういう事は少ないです。

魚が掛かったのを手元に感じるわけでもないし
沈ませているので魚もよくは見えません。

この釣り方は竿を立てるタイミングが重要です。
余分なラインがなくなって糸が張る寸前に竿を立てます。
竿を立てて掛かっているかどうかをみます。

「な〜んだ、めくら合わせか」と言われそうですが
ただ当てずっぽうにやっているだけでは釣れなくて
釣れる人と釣れない人ははっきり分かれます。

普段浮かせて釣るのに慣れていると
魚が掛かった感じがしないのでそのまま下流まで流そうとします。
途中で竿を上げることに心理的に我慢ができないというか・・
めいっぱい流した後にアクションをつけたりしてですね。
下流の元気なカワムツが掛かったりはしますが残念ながら目的の魚は釣っていません。
掛けもせず広範囲に何度もフライを流すのは魚をスレさせる一方で。

ラインが対岸にあるうちに
糸を張らせて竿を立てにいかないと魚は掛からないです。

更に詳しく、流し込んで釣る方法をこちらに書きました。


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ノッテッドリーダーの秘密(2) 渓流

<ノッテッドリーダー(2) 渓流>
(1)はこちら

大味なターンとはラインはループになっていたのに
そこから先で失速して開きぎみの落ち方になってしまうことです。

これを解消するために”短い曲がる部分”を入れていきます。
絶対的な長さを覚えるよりも、そのような考え方のほうが大事。

下図【標準】は前の記事の比率で作ったものです。
これを基にAの長さを長くするときは【A+】、短くする時は【A−】と表記。


knoted-leader2.jpg

途中途中に【P】や【R】などの曲げる部分が入っています。
これで、複合的に先々をターンさせています。
【標準】のBも曲げるための部分だったことが分かると思います。


【標準】
Cだけが先糸で、AとBはCのための道糸となります。

【ショート】
Aを短くすることで全長を抑えると同時に素早いターン。
同じくCだけが先糸で、AとBは道糸です。

【ロング】
Aを長くした分Bが開くので【P】でBを潰します。
【P】で先の長さが長くなった分、Cを少し詰めます。
【PとC】が先糸で、他は道糸です。

【ロングロング】
ロングに【R】を加えてBから先を加速させます。
【R】の長さはA部の1/3までです。
【PとC】が先糸で、他は道糸です。


使うテグスの太さ。
もちろん全体で段々と細くなっていかないといけませんが、
ラインに近いほうでは一つ前のテグスより一段か二段下の太さ、
先糸近くでは一つ前のテグスより一段上の太さが標準です。

傷がついたり癖が強くなったり、古く固くなってきたら交換します。
先糸だけは釣りの前にいつも新しいものをつなぎます。

まあ、秘密ってほどのこともないか。
既製品に慣れた人でもロングの4段階もあれば普通に釣りができるのではないでしょうか。

海用のノッテッドリーダーはこちら


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ノッテッドリーダーの秘密(1) 渓流

<ノッテッドリーダー(1) 渓流>
渓流に行き始めて最初の2年位は既製品のテーパーリーダーを買っていました。
そういうものだと思っていたので。

でも新製品には興味がないし、メーカーに依存してるようでやめました。
今はどこの釣具量販店でも売っているナイロンテグスで自分で組んでいます。


まず一番シンプルで最短、最低限の組み方から。
#3ラインの先を全長2mにする場合です。

ライン側から
【A】1m(1号)
【B】40cm(0.8号)
【C】60cm(0.6〜0.4号)
の3段階です。

※ラインにテーパー部がない場合は【A】は1.5号。

手順。
私の場合、片腕を伸ばした指の先から反対側の肩までがちょうど1mです。

1.ラインの先にAの片側を結んで、腕で1mを測ってAを切り出す。
2.そのAの先にBの片側を結びつける。
3.Aを半分に折った長さより少し短いくらいでBを切り出す。
4.そのBの先にCの片側を結びつける。
5.AとBの結び目から折って、ラインとAの結び目あたりでCを切り出す。
6.そのCの先にフライを結ぶ。

knoted-leader1.jpg

これでBが曲がってその先のCを連れてきてくれます。
使っているうちにB、Cは短くなってくるので
Bが30cm、Cが40cmより短くなってきたら交換時期です。

手返しを重視するならABCを【1.5号→0.8号→0.6/0.4号】、
ニジマスなどのときは【2号→1号→0.6号】のときもあります。
0.6号が短くなったら、それよりも長く0.4号を足してもいいです。

【2号→1号→0.4号】のように先糸だけを急に細くすると
強制的に折れ曲がってフライ先行で流せますが、
あわせ切れに注意が必要となってきます。


全長をどのくらいにするかは2通りの考え方があります。
操作性を優先させれば竿の長さに比例させることになります。
基本的には「竿の長さ×2」。
フックキーパーにフライを掛けてラインをリールに巻き込んだ時に、
ラインの頭がリールから少し出るとすぐに投げられます。

フライの流れ方を重視すれば流速やポイントに合わせることになります。
流速が速ければ長く(特に先端)、遅ければ全体的に長く。
広めの川でも小さなスポットを叩いていくなら短いですし、
細い川でも遠くからゆったりした流れを釣るなら長くします。


ここで説明した組み方はいつも前の部分を利用して切り出していくので
全長が3mになっても4mになっても定規いらずで比率が変わりません。
ただしこのままだと長くするにつれて大味なターンなってきます。

ノッテッドリーダーに重要なのは途中に入れる短い部分です。
その短い部分を要所要所に入れていくことで、
長くてもターンさせることができるようになります。

詳しくは次回書きます。


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ショートキャスト(スラック付き)

<ショートキャスト(スラック付き)>
落ち込みが階段状になっている場所では
着水させた途端に次の落ち込みに糸が引かれて
あっという間にフライが流されてしまいます。

魚は元気に飛び出してくるのに一向に掛けられない連続となります。

そこでスラックをつくって魚にフライを咥える暇を与えようということになります。
スラックとは糸のたるみのことです。

short-cast.jpg

いつもの着水地点より少し先の、水面より上を狙って
短い振り幅の強めのキャストで急ストップをかけます。

ストップで竿先が跳ね返る反動で
そのまま竿先をかぶせるように送っていき着水させます。
(斜め前方に送ればラインを横にも置けます)

これで先端までバシっとターンして伸びきった後、
ラインごとオーバーハングぎみにターンした形に変わり
ふくらんだ部分でスラックができます。

バシっとターンしない時はリーダーの根元部分を短く詰めて
急速にターンするように改良します。

こういう場所は魚が着くにはいい場所で出方も派手です。
テンポよく釣り上がりたいものです。

ショートのノッテッドリーダーの組み方はこちら。


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もぐりのキャスト

<もぐりのキャスト>
近くのニジマスの川の実際です。

川幅全体に枝がかぶっていて竿は水平ぐらいまでしか上げられない場所。
人間も寝そべったような状態で頭だけは上げます。

バックキャストをしたなら十中八九引っかけておしまい。
moguri-cast.jpg

フライに浮力剤を着けます。(必要ならラインも)
バックキャストはせず、枝下に竿をそっと入れて下流にラインを流します。

ラインが延びたら竿先を後方に向って跳ね上げてラインを水からはがします。
ラインが浮いたのを見計らってサイドキャストの要領で前に投げます。
前方から風が流れていればより楽にできます。

魚が掛かったら竿を水平に保ったまま
体の上半身と伸ばした腕をめいっぱいにひねって背中側に回します。
回しきったら竿を反転させて頭の上に持ちなおし、
魚を見ながら引き寄せ、取り込み。

ここにいいのが着いてます。


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フライの回収(1) (義務)

<フライの回収(1)>
引っ掛けたり切れてしまったフライを回収するのもフライフィッシングのうちです。
川辺には子供や犬が遊びに来るし、田んぼの稲穂に釣鉤を残していっていいわけありません。
なのでフライの回収はほとんど義務に近いと思っています。

また初心者ほどよく引っ掛けるので、外し方に慣れれば暗い気分にならずに釣りを続けられます。
これってけっこう大事なことだと思いますよ。

ともあれ、直接手で取りに行ければそうするのが一番確実なんですが、
自然のフィールドではなかなかそうはいきません。魚も逃げますし。

fly-lost1.jpg

枝に回ったフライは糸が枝に入った方向からゆっくりと引きます。
テンションを調整しながらクルクルと逆回転させて枝から抜く感じです。
速く引くとフライが自分の糸に絡んで首を吊るか他の枝まで巻き込みます。
ただし、どんなに慎重に丁寧にやっても最後にフックが刺さってしまうかは運次第です。

フックが刺さってしまった時・・・まずはフライのある場所を確認します。
竿先がフライまで届くならトップガイドをフライの根元まで持っていって細かく震わせます。
届かないときは竿先からラインだけを出して持って真っ直ぐ枝ごと引き寄せます。
これは枝が途中で折れれば成功ですが、たいていは糸が切れてフライだけ枝に残ってしまいます。

この時、糸が切れた勢いでフライがはじかれて飛んで落ちる場合があるので、
ラインを引きながら目は下のほうに視野を広げておきます。
水面に落ちそうなときにはフライを掬えるように網を使う事も考えておきます。
水面を流れるフライを手で掴むのはほとんど無理ですから。

fly-lost2.jpg

キャスティングの途中でフライが何かに触ったのを感じたり、
フライが付いていないことに気づいたらすぐにキャスティングをやめます。
フライを見失った時はもう一度同じ位置に立って、
同じポイントに投げるキャスティング動作をしてそのままラインを落とします。
そのラインの先か周辺にフライがある可能性が高いです。

海では位置を覚えておいて干潮時に回収に行く手もあります。


続編をこちらに書きました。


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