波の間のモジリ

<波の間のモジリ>
予報は雨半分。
おまけに日曜日だったのでマイナス要因2つ。

「今日は釣りはダメだね」

と別の予定も立てようかとしているところ、
午後から急に雲が開けて俄然陽射しが射してきました。

あまり時間はないけど行ってみるか?と話がまとまり、
そそくさと準備して出発しました。

うちではよくある事ですが、いつもの道なら1時間で行けるところを
近道を探してみようということで1時間40分ほど掛かって到着。

ケチがついて嫌な予感。

現場河口は濁流でした。

もう上げが始まって2時間も経っているというのに
川は真っ茶な水がどんどん流れ出ている。

奥さんが軽くルアーを投げてみるも、ほんの足元でフグ数匹。

「こりゃダメだ」と思いましたが、
もう移動する時間もないということで、ここでやるしかない。

岸からの予定で来ていたのでジーパンとスニーカーでしたが、
もうそれも構わず河口先端までザブザブ出てみました。


wave-mojiri.jpg


川から流れ出る濁流は、潮の当たり具合で片方へ追いやられている。
その反対では通常色の海水が上げるのを今か今かと待っている。

見ていると押し寄せる波と波の間にポッ・・ポッと小さなモジリが出ます。
波の来る間隔が開いた時にも出ますが、その時はモジリの出る位置は遠い。

考察としては、波が岸に押しきて岸際を攪拌し、
引き波と共に水面に出た餌を、魚は海から岸側に向いて捕食している。かな。

モジリは右に左に移動します。
時には、ツーーっと波紋が走ることがあるのでメッキかなと思い投げてみましたら。

やっぱりメッキ。


状況的にはこれとよく似ています。
が、餌が違うので捕食の形、間合いが違う。(渓流のライズパターンを読むのと同様)
フライは生命反応を感じさせる程度にして、見せる時間を稼いだほうが。

よって、モジリを見つけて、その周辺にフライを投げて軽く引くと喰ってきますが
波にラインを取られるとうまく引けないので、波をやり過ごしてから投げたり、引き始めたり。
そうやって何匹か追加しました。

奥さんが近寄ってきて「フグしかいないよ。何やってんの?」と聞くので
「メッキもいるよ」と伝えると
奥さんもモジリを探してルアーを投げ始めましたがメッキは釣れてきません。

そうしてモジリも出なくなってしまいました。

「水面に出ないだけかもしれない!」と奥さんは根性で投げ続け、
最後になぜか真アジをぶらさげてきました。

偉い。


一昨年もこの時期、この河口に来ました。
その時は何も釣れずに帰ってきましたが、今回はひとつ勉強にはなったかなと。
(ちょっと無理はしましたが)


釣れたメッキは平常時には河川内に入ってきていた魚たちでしょうね。


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アクションと見切り

<アクションと見切り>
なかなか表現が難しいですが。

GOGIさんの記事【アジング:リアクションバイトにリアクションバイト!(笑)
に想起して書いてみます。

ルアーではリールを巻きながらロッドでアクションを入れていったりしますね。
フライでのリトリーブもほとんどは同じだと思います。


【ルアー】リールのただ巻き /【フライ】ゆっくり長くリトリーブ

 魚が擬餌針の後をひょろひょろと付いてきます。
 そのまま魚が速度を増して食いつく事もあります。
 ただ付いてくるだけで一向に食いつかない事も多いです。


【ルアー】ロッドアクション /【フライ】瞬発的に移動させるリトリーブ

 擬餌針に遅れた魚が、慌ててその距離を縮めようと追う。
 追いついて食いつくことがある。
 追いついて返る・反れていく事も多いです。


こういう行動は、金魚(ネンブツダイ)だろうとアジ・サバだろうと、
カマス、カツオでも皆同じように見られます。

更に言うなら犬も。

動物的な基本行動?
幼児をさらうストーカーとも。


もう少し詳しくフローチャートにしてみました。

Action-Nobite.jpg


この中で「見切り」と言われるようなものは、
「無視」が1つ、「返る」が4つ、合計5つ。

途中途中に「捕食」への分岐点があるわけですが
これら「見切り」を回避して「捕食」へと到達せねばなりません。

操作、擬餌針の選択、状況の合致・・総じて釣りの上手い人というのは
早い判断でどこかの「捕食」へ確実にもっていけるんだと思います。

図中の「フリー/ナチュラル」は、釣人が操作をしないというだけであって
ほとんどは仕掛け(シンカーやライン等)でアクションが掛かっている状態と言えます。
ここで特に擬餌針のデキを問われることは勿論です。

しかし最も針掛かりすることの多いのは、最下位の「捕食(3)」ではないでしょうか。
それは距離の急速な変化に伴う視覚的な錯誤が大きな要因と思われます。
また、それまでの「見切り」要因をクリアして、信用度がUPしているとも言えます。


こういう風にも書けます。


私個人的には、アクションによって擬餌針が本物に見えてくるという考えは信用していません。
せいぜい魚のスレるのを先延ばししている程度としか。

見返り美人なフライを考案したいものです。


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ストリーマーフライの安定性

<ストリーマーフライの安定性>
魚に習ってストリーマーの安定性を考える。

多くの魚は縦に平べったくなっています。
これは左右への移動を楽にしてるはずです。
上下前後のバランスは腹ビレや胸ビレでとっています。

これをフライにすると。

@針軸に対して、垂直方向(通常は上)におおかたの素材を取り付ける。
A針軸に対して、水平方向(左右)に等しくいくらかの素材を取り付ける。

つまり大抵は、軸上に乗せたメインの素材を
バランスを取る素材で左右から挟み込む形になります。

すると水流(または空気抵抗)は、まず左右に振り分けられた後、
それぞれが上下に分割され、それが一点へ集束していく流れとなります。

streamer-stability.jpg


B集束をスムーズに完了する為には流線型が必要です。

安定性も一つ、ストリーマーをデザインする上で必要でしょう。


ちなみに針軸に対して素材を螺旋状に巻くとどうなるでしょうか。
このフライは風車のように自分から回転しようとするはずです。

もちろん素材がごく柔らかいものなら大した問題になりませんし、
通常は他にも素材が組み合わされてきますから。

ましてや回転は直進性を生み出すと言って
遊泳スピードを増すためにクルクル回りながら泳ぐ魚を私は知りません。
ピストルの弾丸やロケットじゃあるまいし。


まあ、そんな事を考えながら、
そろそろ夏に向けてのメッキフライも巻いていこうと思います。


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船の発着と餌の流れ出し

<船の発着と餌の流れ出し>
セウォル号は鹿児島と沖縄を運行していた船だそうです。

昨夜急遽、小1時間程度の待ち時間ができまして
確認の意味で近くの港を回ってみたんですが、
やはり海を照らすような灯りはありませんでした。

わずかに道路を照らすライトがほんの少し、
岸壁にこぼれている箇所があり、
横では船が出航を前にスクリューを回していました。

試しに投げてみましたらラインがいい感じに引き込まれまして
フライに最初から当たりがありました。

魚は30cmほどのシーバスでしたがバレてしまいました。
あとからアジらしきライズもありました。
船が出て行くと海面はフラット、気配がなくなり・・・。


船の発着する場所は釣り場になることが多いです。

ライトが設置されていて、点いていれば夜でも釣りができます。
もちろん禁止場所ではできませんが。

船の有無や位置によって魚の着く場所が変わります。(参照

よく餌釣りの人が言うのは
「船が出入りすると波が出るから、その時釣れる」

なきにしもあらず。

船が動く前後はスクリューを回して海水を攪拌(かくはん)しますから
複雑な流れとともに、いくらかの餌が海中に流れ出します。
主に甲殻類が多いと推測されますが。

イメージ。
ship-screw.jpg

スクリューがどっち向きに流れを作るか、どの方向に餌を吐き出すか。
場所によっては、それがどこに集まるか溜まるか。

そうすると、思い当たる場所が何箇所か・・

餌の量は満月にも関係するでしょうね。


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GWのシーバス

<GWのシーバス>
GWは川もいいですがシーバスも面白いです。

こちら(鹿児島湾内)では
4月から足元でバシャバシャやってるシーバスたちですが
5月になるといよいよ活発になり大きなフライに喰ってきます。

今このあたりの沿岸では、2〜3cmの小魚の群れが多く見られますが
フライはそれでなくて、通常の青白く見えるイワシ6〜7cmを模したものでOK。

頭部や後頭部襟元あたりに少し浮力の素材を着けておくとフッキングの確率が上がるみたいです。
(マドラーミノーの頭部とカラーを着けると言えば分かるかな)

基本的なシーバスの動き・・

自分の近くにサーっと泳いできた獲物に対して
迎え撃つような感じで暗がりからスッと出て、咥え、反転し、
少し潜りながら元の位置の後方へ入り、定位置へ帰ります。

GW-seabass.jpg


この動きの中でフライで掛けると、反転し少し潜る時に
まずラインが少し出て、指先に軽いテンションを感じ、次いで竿先が入っていきます。

魚はまだ気付いていません。

もしここで竿でゴンと合わすと、フライから切れるか、
おそらくこの後の自分の動きがちぐはぐになるはずです。


なのでラインの出を指でストップするか軽く引いてフッキングさせます。
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まだ気づかぬ平常スピードで、魚が反転しフライを引っ張っていくことによって、
安全に(確実に)ハリスが口の脇へと移動し、自動的に針が掛かるというイメージを持つという事。
針先の向きが制限されないフリーノットでフライを結んでおくという事。

この【動画】の(1:30-)と(6:30-)が大変参考になります。
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ようやく魚は異変に気付き出しました。

そのまま、魚が戻る前にストレスを与えれば水面近くで有利なやり取りできます。

早かれ遅かれ魚が確実に気づいて体勢を戻すと、真下の深場へドーーンと潜っていきます。
ここが堪えどころ、面白いところという事になります。


先糸はナイロンで、魚が40cm迄なら1.5号、普通は2.0号、
60cmを超えそうなら3号、4号というところでしょうか。

電車結びで、太い方を1回転、細い方を2回転ほど多く巻いておかないと
接続から抜ける場合があるので事前に確認。

潜ってしまったシーバスは時間を掛けてじっくり浮上させてきます。
あせって竿で力任せに浮かせようとすると下手な釣りになってしまいます。
余程自信があるなら強引に浮き上がらせるのも勝手。


私のよく行く堤防では3面全てにライトがあり、通常どの面にもシーバスが着きます。
GWともなると普段来ない釣人も入りますが、シーバスを掛けると他の釣人が釣れなくなるので
できるだけ釣人のいない面で釣るようにしています。(魚の警戒心も少ないので好都合)

荒れてる時は、浮かべておいてからゆっくり引いてくる。
凪いでいる時は、目の前を通るイワシの泳ぎどおりに。

少し荒れている時のほうが釣人も少なくて、フライの見せ方も楽という事になります。
うまくいけば10分に1匹くらい掛かることになるんじゃないでしょうか。


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カマスの見釣り

<カマスの見釣り>
見釣りとは魚もフライも見ながら釣ることです。

捕食パターンを整理すると、おおむねこんな図になるでしょうか。


kamasu-sight1.jpg



@追尾後、横からくわえる

 カマスの幼魚(ピンカマス、エンピツカマス)が追いかけてきて
 フライに追いついた時、またはフライが低速になった時、
 カマスが横から回りこんで引ったくるように咥えていきます。

 リトリーブスピードを上げて後ろから喰わせることもできます。
 「こら、待て」という感じで何度も噛み付いてきます。

A周辺を通るフライを下ななめ後ろからくわえる

 リトリーブが速すぎるとき、またはカマスの活性が低い時、
 フライに気づいたカマスが下から浮上してくわえます。

 かといってリトリーブスピードを下げると喰わない場合もあります。
 フライを小さくしてカマスのいいようにくわえさせるのも手です。

B追尾後、後ろからくわえる

 カマスもある程度大きくなると完全にフライより速く、素早く動けます。
 フライを追尾して確認後、後ろから気づかれないようにガチッ!
 安全に獲物を捕る本来の捕食パターンでしょう。

 また、成長するにしたがって知能が上がるので、
 フライを見切るような時はもうひと工夫のダマシを試みます。
 ・カマスがフライに最も近づいた時に瞬発的にフライを引いてみます。
  この場合、引き終わりで喰って返りますので竿で合わせる準備を!
 ・逆に、追わせておいて急に止めて良い場合もあります。
  ループノット(フリーノット)使用が好ましいです。


@~B、いずれにしても、カマスの遊泳スピード「ちょい遅め」のリトリーブが基本です。

ついでに・・
カマスは口先が細長いので、口中にスッとフライが入り込むのが理想です。
ひったくるような食わせ方になる時や、立ち位置と流れの向きがうまく合わない時
テールのマテリアルが硬いとフライを弾いたりフッキングが甘くなったりします。

kamasu-sight2.jpg


先日の魚は見ながら釣った魚です。


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