ハリソンズ ループ ノット

<ハリソンズ ループ ノット>
年末なので締めの話など。

渓流ではフライを結び付ける時ユニノットかクリンチノットを使っています。
海では「ハリソンズ・ループ・ノット」という結び方を使っています。

knot-harrisonsloop.jpg

@一回結んでフライのアイへ入れる。
A結び目の輪の中へ出てきている方向から戻す。
B輪の大きさを調整して数回ひねる。
C結び目の輪へ手前から奥に出す。
D左手でフライ側、右手でライン側、口で先端をくわえて、フライ側へ向って軽く締める。
E口を離して、そのまま両手両側へ引いて締めこむ。(フライ側はフックの後端を持つこと)
 ※ここで結び目はライン側へ少し戻ってループとなります。

ループノットなので輪が残った状態で締まります。
締めた後の輪の大きさは固定です。

フリーノットと言ってもいいかもしれません。
リトリーブを止めた瞬間にフライがある程度ユラっとして魚を誘う感じがいいです。
切れる時は輪の先端で、結び目で切れた事はありません。


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ある日のエバとイケカツオ

<ある日のエバとイケカツオ>
前の記事の続きです。

イケカツオとはこういう魚です。
私はとても美しい魚だと思います。肌がペタペタしています。
カツオとは名ばかりでアジ科の魚。エバ同様に美味しいです。

図の潮の流れが左向きに変わったとたん魚は去って行きました。
とにかく速い魚は潮に敏感です。

eba-ikekatuo-day1.jpg

図の場所は桜島を目の前に鹿児島湾内にありますが、左が湾の奥側になります。
近くの別の場所でも湾奥側へ流れが変わるときだけエバが通過します。

なのでこういうのはイメージとして憶えておきます。
潮の先端を突っ走りながら別の流れとぶつかる所々(境目)でお食事休憩・・。

魚が去ったあとも湾奥に向って車を走らせればまた釣れるのかもしれません。
問題は潮の大小と地形との兼ね合いで流れが変わりきるかですけど。

エバは地形次第(というより水温?)では年越しで居つく場合もあるようです。
外海に面した釣り場のほうが直接潮が入るので魚は多くなります。

こちらも合わせて。


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エバとイケカツオ

<エバとイケカツオ>
先日エバとイケカツオを釣りましたので書いてみます。
釣り方は同じでいけます。

エバはメッキとも呼ばれますがヒラアジ類の幼魚、大きいものがGTです。
イケカツオは大きいものがクイーンフィッシュです。
どちらもゲームフィッシュとして有名です。

私は硬めの竿を使います。
図はリトリーブの時の竿の角度です。

eba-ikekatsuo1.jpg

Aが理想的。
Bは手首が弱い。(ラインが宙にある分も無駄)
Cは問題外。
魚がフッキングするまでは竿は上に反る角度にしておきます。
魚が掛かったときに真っ直ぐ180度になります。

腰まで浸かる場所では楽に遠くに飛ばすために長い竿を選びがちですが
長すぎるとこの角度が甘くなり、下に書くリトリーブもできなくなるので
エバ等には不向きです。(せいぜい8フィートまで)

Aを基に書きます。
リトリーブでラインを引くときに竿が動かないように手首を固めます。
竿先が曲がるようならラインを引くのと反対に竿先を少し突き出します。
つまり引くのと同時にトップガイドでラインを”擦り出す”感じ。

柔らかい竿だと同じ引き方をしてもフライの動きが違います。
竿の向きをラインに合わせても同じことができません。
硬い竿と柔らかい竿で並んで釣って魚種が分かれたりします。

eba-ikekatsuo2.jpg

図中のラインはすべて水面です。
魚種によってはフリーになる時が食いつく瞬間ですが
それだと次の引き始めに気づくのかもしれません。
竿先から水面までのラインがパタパタしてる時も同じことが言えます。(最初の図のBも)

速い魚は引いてる途中でガツンと掛かるのが本当かと。(図の☆のタイミングで)

リトリーブの時はロッドを持ったほうの手の指ででラインを挟んでいますが
ラインを引く時はその指はできるだけきつくラインを押さえつけておきます。
足元に砂のある釣り場では爪に溝ができますし、指の腹は切れますので
指を保護する対処が必要です。(おおげさでなく)
これで両手の間でリトリーブの長さ・速さ・トルクを正確に感じ取れます。

そこまでする理由は、
リトリーブでラインを引いたり止めたりする動きが
なるだけ100%にフライの動きになるようにしたいからです。

ラインを引いたその長さ、そのスピード、そのトルクでフライが動くように。
ラインを止めたらキックバック無しにスッとフライが静止するように。
ラインを引く腕の動きとフライの動きにタイムラグが出ないように。

リトリーブを間違うと
フライを見切って反れていくか、場所によってはセイゴばかりが釣れてきます。
概念はこちらに。

この記事の良い教材となる動画をこちらで紹介しています。


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セイゴと棚

<セイゴと棚>
渓流でも海でも現場に行けば何かしら学ぶものですが。

先日セイゴの実験をしましたので書いておきます。
セイゴとはスズキの子供です。

浮いてるセイゴは浮く仕掛けで釣るほうが早いです。
フライも魚も見ながら・・面白いです。

沈む仕掛けだと投げている内にセイゴが沈んできて
魚のほうが仕掛けの深さに合ってきて順次釣れだすようです。
(もう浮く仕掛けには戻れませんが)
ちなみにアジなどは最初からもう少し下の層から始まります。

沈みだしたセイゴは浮く仕掛けでは追っても帰ります。
見た感じ、魚の側線から40cm位上にフライが上昇すると帰ります。
手を変え品を変え、どうやっても帰りました。同じです。

seigo-range1.jpg

ここで無理なく沈む仕掛けで一定に層を通すと一発です。
棚を合わせるのはフライフィッシングも同じ。

seigo-range2.jpg

釣れない時ほど考えることが多いものですが。
浮く仕掛けで実験を続けてみるとこの沈んだセイゴが
その深さでないと食わないわけではないことが分かりました。

セイゴは餌を探して回ります。
浅場に入ってくると浮く仕掛けでもやっぱり食います。
このあたり「棚を合わせる」とは少しニュアンスが違います。
食う棚はセイゴが泳ぎながら「持って回る」感じです。
結局、自分の仕掛けと投げる場所の兼ね合いということですね。


ちなみに似たような場所に来るエバ(ヒラアジ類の幼魚)の場合
ルアーの中層で釣れているからといってフライで中層を通しても思うように釣れません。
フライは上層に出る小さいサイズしか釣れないからということでもないです。
(実際にルアー中層とフライ上層で釣れてくるサイズに違いはない)
これまた別の問題が。

以前こちらにもセイゴについて書きました。


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その魚はどこから来たのか

<その魚はどこから来たのか>
これは海で感じることなんですが。
フライを追ってきた速い魚というのは元々どのあたりにいたのかを考えます。

私の経験からするとおそらく、フライを着水させた時に
フライが直に見えていた範囲にいた魚は釣れていません。

魚の群れに沿ってフライを投げると特によく分かるのですが
群れとフライの進行方向が合っているとき
群れの中からフライでピックアップできるのは後ろのほうの魚たちです。

魚がやっとフライが見えるくらいの位置にいて
フライが動いたり泳いだりするのを見かけて
後ろから追いかけてきた分だけが釣れていると思われます。

where-fish.jpg

※小さなフライで浮遊させて釣る場合は上記の限りではありません。
※カマスやダツなどの口の長い魚はけっこう近くでも食うような。

分からなくてもイメージすることの楽しさ、ありますね。
海の中も冬になりました。


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半身浴のキャスト

<半身浴のキャスト>
前の記事で腰まで浸かってのキャストが出てきました。

腰まで浸かって片手投げというのは大変です。
下の図のようなキャストは半身浴では無理です。

cast-black.jpg

上半身が不安定な上にシュートで腰下へラインを引けません。
この角度だと後ろで水面を叩くでしょうし。
なのでシューティングシステムにする、両手投げにする、
それ以前に釣り場として選ばないのが普通でしょう。

片手投げで頑張るなら、腕の動きを胸のあたりまでで終わらせつつ
後ろに高く飛ばして高い位置でループを作って前に飛ばすしかありません。

cast-spa1.jpg

後ろに高く飛ばしたラインは感覚的にほぼ真下に落ちてこようとしますが
それを更に引き下ろしながら高い位置で突っ張るようにホウルをかけて方向づけをします。
あとは全く力はかけません。
フォロースルーしながらループの展開を調整して着水させます。
一瞬でホウルを完了させるために竿は固めのほうがいいです。

ちなみにこのまま堤防に乗ると下の図になります。

cast-spa2.jpg

高い位置なので水面から急角度でリフトアップしやすいです。
はるか下の水面でループを展開させるためにホウルを早めに行います。

一番のキモは後ろに速く高く飛ばすことです。
やはり柔らかい竿ではできませんし、したがってラインの速さも竿には頼れません。
渓流のキャストよりも腕ごと天に突き上げる感じです。

実はこのキャスト・・冬の港で毎晩深夜3〜6時間、一ヶ月余り試行錯誤した結果です。
元々は重いヘッドでもループが下がらないように安定してキャストする為の苦肉の策。
あまり見ない動きで笑われるかもしれませんが、ラインが遥か上空なので安全安心、
フライフィッシングに対する苦情も出にくいかと。

ループは竿先で作られるものだという固定観念をくつがえすキャストです。
HS/HLなんて言う気はないですけどね。

※シャルル・リッツさんの書籍をおすすめします。


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