二つの目的の遂行。
ノコ、ナタ、ナイフ、スコップを装備に追加して山に入る。第一の目的、林道までの旧道を整備すること。これに3時間かかった。林道に出て横断したら再び山中に入って直登。
コース横の土手の上、藪の中を何かが走っていくので、止まっては歩き、止まっては歩き、相手を伺っていると、先のほうで大きくて真っ黒なイノシシがこちらを見ていた。そのままコースを横切っていったが、あとはいくら耳を澄ませても、どの方向にいるか分からなかった。獣って、猟って、そういうことだろうと思った。
間違えやすい場所に到着。第二の目的、白い矢印を記した石を置いてくること。この石は、この場所で矢印の形になった石を見つけて、前回これを持ち帰り、自宅で白い矢印を描いた上にコーティングを掛けたもの。
山頂に出たらぐるっと一周して、再び林道に戻り、今日切り開いた道から降りる。この道の入口と出口は控えめに伐採した。あまり大っぴらにすると間違えが起きたり苦情が出たりする。とはいえ、次の夏には元に戻っているかもしれない。
知ってる人だけが使う道、それでいいと思う。昔は山には色々な道があったそうだ。山で暮らす人が使う道、林業従事者が使う道、河原を渡り暮らす人が使う道、障碍者だけが通る道、狩猟が使う道。もちろんそれらは獣が通る獣道とは明らかに別だったそうだ。
(p.s)
装備に白テープを忘れていた。次回のため、忘れないようにザックに入れておこう。
2021-12-05 22:00
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【記事】トレッキング